平成24年の4月1日の熊本市の政令指定都市へ向けて現在行政区画等審議会で区割りについて検討が行われていますが、今日26日から9回に分け市内各地域で区割りやビジョンの説明会が行われることになっています。
熊本市役所本庁で行われた1回目の説明会では、開始時間が近づくにつれ、参加者も増え60人程度の市民が集まりました。

冒頭企画財政局長のあいさつでは、本説明会の趣旨が説明され、平成24年4月1日の政令指定都市に向けて準備が進んでいることが伝えられました。
約5分の説明では、市長を本部長にした政令指定都市推進本部においてビジョン骨子案が制作され、第三者機関である行政区画等審議会にて区割りと区役所の位置について検討する中で、審議会からの依頼で事務局としてたたき台として2つの案を提出した。
市としては、戸籍や住民登録などに留まらず、保険、福祉、産業、土木、町つくりなどの各部門も備えた大区役所を想定した案であることなどが伝えられた。
参加者へ配られた資料は、既に各家庭に配られている「政令指定都市の実現に向けて」というカラー刷り、ウェブサイトでも公開されている「熊本市政令指定都市ビジョン骨子(案)」と説明会用に作られたと思われる、説明スライドをプリントした資料の3つであった。
説明会の進行として、まずビジョンの骨子案について7分間の説明後、参加者からの質問を受けた。
Q. 「説明がよくわからない」、「政令指定都市になった後の新たな権限とは何か」A. 現在、県と協議している最中であり国、県道の管理だとか、教職員の任命権
次に区割りと区役所の位置について約30分ほど説明があり、再度参加者からの質問を受けたが、回答がないものもあった。以下その内容
Q.「区役所を維持するコストな試算しているのか」、「新たな権限を実現するために区割りをこうするという説明を期待していたが?」
A.まだシステムなど開発中である。細かいところは詰めていない。
Q.「無理やり合併してこんなことだったのか?生活とは逆方向の区役所に行かなければいけない。合併時には市長から説明もなかったが」、「2、3区で十分ではないか?区分けの細分化によりサービスの低下を懸念する」、「5区案が財政上有利というが、2、3区と少ない方がもっと良いのでは」
A.2、3区の方が良いという意見が出たことは行政区画等審議会に伝える。
Q.「5区案で良い。ただし区割りは少し見直した方が良い。」
A.行政区画等審議会に修正案が出たと伝える。
Q.「花園、池田など分断してほしくないと意見が出ていると思うが?ずたずたになっている」、「C、D区が大きすぎる。一人勝ちしているのでは?」、「交通網を中心に考えるべきだ」、「池田は人口数合わせのためだけになっている」、「大区役所など市民は要望していない。健康福祉センターなどを充実させていく必要のほうが重要ではないか?もう少し少ない区割りからスタートしては?いきなり5区、6区はおかしい」
A.回答無し
Q.「区の数は少なくしてほしい」、「バスが本当に走るのか」、「区役所に行くのに一回現市役所を通過して区役所にいかなければいけなくなる」、「この場に行政区画等審議会のメンバーがいるのか?意見は届くのか?意味がない説明
会になるのでは?」
A.意見はボイスレコーダーに記録している。行政区画等審議会伝えます。
Q.「最初から5区、6区だけか?なぜその他3や4の区割りは提起しないか」、「10万人、15万人の区割りが良いというのは何か?」
A.回答無し
Q.「障害者や高齢者にも配慮した日本一住み安い町にすると市長は言ったがそうなっていないのでは?」、「熊本市民に合併する際に何も意見を聞いていない、いきなり区割りと言われても」、「熊本市は1つの区、城南と富合で1区、そして植木で1区の3区で良いのでは?」
A.回答無し
Q.「時間が経つにつれ、担当区の役所に行けといわれるのでは?将来に渡って本庁でも良いのか?」、「池田だけ虐げられている。中央に入れてくれ」、「期日前投票はどこでするのか?」、「さくらカードの取得はどこ?」
A.未来永劫どこの区役所でもできる。期日前投票は今後の検討課題、さくらカードはどの区役所でも可能。
Q.「必ず区役所に行かなければいけないサービスは?」
A.カーブミラー、側溝を作ってほしいなどは区役所へ、生活保護の申請はどこでもできるが申請後は担当者のいる区役所になる。
Q.「各区にはどんな特徴があるのか?まちづくりの区分けは?」
A.いままでどおり、市民センター等でやる。区としてやる町づくりは、区ごとに考えてもらう。
Q.「市の提案には心がない。障害者、高齢者に対する心がない。今の熊本市民にメリットが無い。回答がみんな中途半端。行政区画等審議会の会長と副会長が5区案を強力に推進しているが?5区案だけでいこうとしていたことはマスコミのみなさんもよく知っていることだと思うが?このような経緯であるからすくなくともこの説明会に会長と副会長は出るべきだ。」
A.回答無し
Q.「町の特徴や回遊行動調査など参考にしてみたら?調査はやったのか?行動調査はやっているのか?」
A.やっていない。パーソントリップ調査は行った。
Q.「区の人口が少ないと支障があるのか」?
A.少ないからといって機能を落とすことはできない。人員配置の点からいくと効率が悪くなる。
Q.「植木町の合併の時など賛成派が多いときと反対派が多い時で質問に対する市の答えが変わっていた。区割りについての回答は市民が自由に見れるようにしてほしい。」
A.沈黙
Q.納得できないとする意見が多数を占めているが、3区、4区案を作って第2段として配ってほしい。
A.沈黙
説明会では、参加した市民からこのような様々な意見、要望がでました。しかし、市が即答できたものはわずかであり、1時間30分中半分を説明に費やした運営には疑問が残ります。
さらに行政区画等審議会の会長と副会長が5区案を強力に推進しているという内容にはびっくりしました。マスコミに対する意見も聞かれましたし、情報をオープンにすることがどうやら熊本市にも必要なようです。